道路

藤沢橋

神奈川県藤沢土木事務所 / 1990年
基本設計・実施設計に担当者として参加

集中豪雨災害により破損した藤沢橋の復旧プロジェクトに携わりました。藤沢橋は、東海道藤沢宿の入口にあたる由緒ある場所に位置し、現在も藤沢市都心部の北の玄関口として、自動車交通の要といえる場所となっています。

長く近隣市民に親しまれた旧橋のデザインを活かしつつ、自動車交通に対しても、藤沢都心部の入口として印象に残るよう、インパクトのある大きさ、デザインとすることを心がけた。また、歩行者に対しても親しみやすいスケール感と繊細ばディテールに気を配りました。

藤沢橋周辺は東海道藤沢宿のゲートとして、江戸時代から交通の要となってきた場所であり、当時の江戸町民の観光のメッカであった江の島と大山を巡る参拝の分岐点としても知られた場所でした。

その後、関東大震災の震災復興事業により、本格的な自動車用橋梁として大正14年に整備されました。この橋梁には当時としては珍しい立派な親柱と欄干があり、地区のジンボルとして近隣住民からも愛されていいました。

藤沢橋のリニューアルにあたっては、この初代自動車橋梁のデザインを取り入れ、現在の自動車交通の環境に合わせた新しいシンボルとして機能するように、親柱や欄干などの規模に配慮しています。

さらに、藤沢の語源にもなったこの場所にちなんだモチーフや、水の流れをイメージさせるモチーフなどを加え、歩行者に対しても親しみやすさをデザインしました。

自動車社会となった近年では、湘南地域の交通渋滞が頻発する場所であり、渋滞緩和を目的とした道路拡幅整備となりましたが、同時に、自動車社会における街(藤沢中心部)のゲートとして十分に機能するようにデザインを行に気を配りました。