生息環境展示と呼ばれる手法で設計した動物園です。生息環境展示とは、それぞれの動物が暮らしている野生環境を忠実に再現するようにデザインした展示のことです。このため建築物・工作物や造園などに高い技術力やエイジングの表現力が必要となりました。パーツメーカーや施工者の協力のもと完成した動物園です。
■視点場と通景づくり
実際のジャングルでは色々な動物が重なって見えています。そのような景色を再現するために、視点場と通景※づくりには特に配慮しました。(※視線が通る景色のこと)
■柵や網が無いドキドキできる展示
動物の展示には水による障壁をつくり柵や網を省いています。また、頭上のロープを動物がわたっていくようなシーンにも出会えます。動物と同じ空間を共有していることが、最大のドキドキです。
■野生の動きが見られる展示
高い樹木のてっぺんを飛び回る迫力のテナガザル。カピパラのユニークな泳ぎかた。などを間近に見ることができる展示です。
案内サインもジャングルやサファリをイメージした設えにしてあります。水辺にはユラユラ揺れ橋を配置して臨場感を演出しました。