海外のウォーターフロントは、夜間の魅力づくりを積極的に行っています。横浜みなとみらい地区についても、産業としての港湾機能に代わって、観光やコンベンション機能を充実させる必要があり、水辺の夜間景観のデザインについて検討を行ないました。
水辺の施設や、船舶などが派手になりすぎて、繁華街のようになることで、静かな場所としての水辺の魅力が半減しないように、バランスの取れた色彩や明るさ眩しさなどをシミュレーションしました。
万国橋と汽車道2号橋梁のライトアップイメージ。アーチ橋とトラス橋という構造を際立たせるためにシンプルな色彩の照明を提案しています。
汽車道から見える水際の水中照明の実験風景。夜間に汽車道を歩いていると、足元の水辺は暗くて認識ができません。部分的に水際に水中照明を入れて、水の印象を高める提案をしています。夏季の涼しげな色彩と、冬季の暖かみのある色彩。
水辺の主役となる屋形船も夏季と冬季の色彩を提案しました。
屋形船と橋梁の色彩の組み合わせをシミュレーションして、評価を行いました。