まちづくり

JR辻堂駅 駅前広場・デッキ

神奈川県藤沢市 / 2006年~2007年
駅前広場・デッキの基本設計・実施設計に主任として参加

湘南らしい明るくシンプルで軽やかな印象をつくるため、構造的に不要なものをとことん削っていくことを意識してデザインを進めました。

・軽快な印象をつくるため、屋根はシンプルな構造とするためシングルレイヤートラスを採用しています。また、コスト削減のため柱梁接合方法のムダを省いた汎用モジュールを採用しています。

・手すりには、支柱の無いホストレス構造を採用して、細く細かく緊張感のあるデザインとしています。手すりと一体化した地覆カバーや笠木もシンプルな印象づくりに役立っています。

・軽快さを際立たせるため屋根を極力薄くデザインしました。意外かもしれませんが一番苦労したのは樋の構造でした。

・また、柱・梁・屋根を一体的に見せるため、各部材の面の構成・位置に注意し、外板の接合目地の寸法精度を高めて、精密感の高いデザインを行いました。